平成30年6月16日(土)、大阪市のインテックス大阪において実施された「夢ナビライブ2018」(主催:株式会社フロムページ、後援:文部科学省)に参加し、高校生や大学進学を検討している高卒生を対象に「農作物の光害(ひかりがい)知ってますか?」のタイトルで30分間のミニ講義を実施しました。京阪神を中心に3万人が会場を訪れ、熱気があふれる中、農作物の光害について、イネを事例として光害の発生メカニズム、光害の発生事例について述べると伴に、光の波長や周波数を変化させて実験を行い、光害が発生しない世界初の照明開発の取り組みについて分かりやすく紹介しました。ブースに用意された席も満席で、聴講者もメモをと取るなど、真剣に講義を聞き入っていました。また、受講した高校生から個別ブースで多くの質問を受けることができました。この講義をきっかけに「農作物の光害」に感心を持って頂き、一人でも多くの高校生が私たちの学科を受験して頂きたいと思いました。

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2018年6月17日(日)、山口市、防府市において「2018年山口県総合防災訓練」が実施され、山本晴彦研究室も参加しました。本訓練は、住民・地域団体と県・市町などの防災関係機関が協働し、①出水期を見据えた災害時における対応の手順等の確認・習熟、②自主防災組織を中心とした住民主体の訓練による自助・共助の推進、③防災関係機関(消防、警察、自衛隊、海保、医療機関等)の連携強化、④防災意識の高揚に向けた普及啓発を目的に、毎年県内各地で実施しており、今年の訓練には1,700人が参加しました。山本研究室では、防府会場においてドローンの展示・説明と上空からの訓練風景の撮影・映像公開を行い、災害時におけるドローンの利活用について、市民や防災関係機関への啓発を行いました。当日は多くの方々がブースに訪れ、学生による説明、岩谷潔協力研究員((株)アグリライト研究所・取締役)による空撮デモを行い、参加者と交流を深めることができました。

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荊木康臣教授が日本農業気象学会が主催する農業気象サマースクール2018において、「植物生産のスマート化に向けたコンピュータビジョンと人工知能」という講演を行います。 このサマースクールでは、1泊2日の日程で学生や若手研究者を対象に講義、ディスカッション、見学会などを通じてフィールド農業と施設農業の両面から農業気象学に基づいたこれからのスマート農業についての検討を行います。 参加者を募集していますので、是非、下記のポスターをご覧下さい。

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6月5日に農学部3階にて本学の佐合悠貴先生によるセミナーが開催されました。

佐合先生は「植物根の物質吸収に対する環境作用の解明」をテーマに,根の物質吸収の環境反応を評価・モデル化し,その情報に基づいて植物工場の生産性を向上する研究を進めています。根の物質吸収は,チップバーン・(カルシウム欠乏)の発症,硝酸態窒素含量および機能性成分含有量などの課題と関係するため,植物工場における生産性の向上において重要な要素です。一方,根はアプローチの困難な地下部に広く分布するために,植物生産場の多様な環境条件下においてインタクトの根系の物質吸収機能を定量的に評価することは難しく,生産現場の問題を解決するための情報が不足しています。
セミナーでは根の物質吸収に基づいた植物工場の環境調節法の確立に関する研究成果について紹介がなされ、活発に意見交換が行われました。

2018年5月17日~18日、シンガポール国立大学(National University of Singapore:NUS)のアジア研究所(Asia Research Institute:ARI)において「Asian Extremes: Climate, Meteorology and Disaster in History」が開催されました。参加者は19~20世紀の気象史研究者が中心で、イギリス、ドイツ、フランス、アメリカ、中国、台湾、フィリピン、香港、日本などから約40名がシンガポールに集まり、2日間にわたり活発な議論が交わされました。

創成科学研究科の山本晴彦教授は『The Meteorological Observation Network of the Empire of Japan』(帝国日本の気象観測ネットワーク)の題目で招待講演を行い、戦前・戦中期において外地で展開された中央気象台(現在の気象庁)の気象観測網について紹介し、現在までの120年に及ぶ気象データセットを構築して、アジア地域の温暖化予測に貢献していることを述べました。

シンガポール国立大学はアジア大学ランキング1位を誇り、教員の半数以上が外国人で、留学生も30%に達し、キャンパスは緑に覆われ、バスが走り、熱帯の気候を除けば快適な学内環境を有していました。

山本教授は1991年に開催された「アジアリモートセンシング会議」以来、じつに27年ぶりのシンガポール訪問であり、当時はチャンギ国際空港までMRTは開通しておらず、オーチャード・ロードやベイエリアも当時の面影はまったく見られないほど様変わりしており、シンガポールの繁栄を改めて実感しました。

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3月1日に山口大学・大学会館にて数理情報系合同卒業論文発表会が行われ、当学科4年生の山本和美さんと田原美桜さんが研究発表を行いました。山本さんの発表タイトルは「植物生産における光環境制御法の知識ベース化の試み」、田原さんの発表タイトルは「江が水生生物および稲作に与える影響」でした。尚、数理情報系合同卒論発表会には山口大学の教育学部、理学部、工学部、農学部、医学部が参加しており、各学部の4年生の内、数理情報系の卒業研究を行った学生が学部を超えて研究成果を発表します。

 

 


11月8日に下関気象台主催、山口大学後援の「気候講演会in山口」(場所:山口県セミナーパーク)で鈴木准教授が講演することになりました。

また、上記に関連して鈴木准教授が11月3日にKRYラジオに電話出演致します。ぜひ、お聴き下さい!

詳細は以下のファイルをご覧ください。

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10月19日に山口大学農学部において、山口大学農学部と山口県農林総合技術センターの連携に資する事を目的とし、園芸特産部会が開催されました。

山口県農林総合技術センター・鶴山専門研究員からは「UECSプラットホームで日本型施設園芸が活きるスマート農業の実現」について、山口大学・坂口助教からは「水田における畑作物生産を目的としたインフラを要しない排水技術」について、(株)アグリライト研究所・岩谷取締役からは「汎用UAVを用いた作物生育評価技術」についてが発表され、活発な質疑応答が行われました。

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8月27日に岩国市にある旭酒造を見学しました。この日は周南市八代にある減農薬の酒米生産地も視察しました。旭酒造は「獺祭」で有名な造り酒屋で、温度調節が効いた大きな蔵で年中「獺祭」を醸造しています。日本酒が「息」をする姿に感動しました。

本年の地域農業実習では「山口県の酒米づくり」をテーマとしており、今後もこれに関する現地視察や講師による講話会を予定しています。

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日本酒が息をしている動画(下のファイルをクリック)

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9月5日(火)~7日(木)、平成29年度照明学会全国大会が東北学院大学で開催され、創成科学研究科農学系学域の山本晴彦教授が平成29年度(第29回)照明学会論文賞を受賞しました。照明学会論文賞は過去2年間の照明学会誌、英文誌に掲載された論文の中から特に優れたものの著者に対して与えられるもので、平成元年に創設されました。
 受賞した論文は「イネ発育予測モデルを利用した光害発生時の出穂期予測」(照明学会誌第100巻第6号、pp.229-233(2016年))で、原田陽子(創成科学研究科・学術研究員、現:徳島県立農林水産総合技術支援センター)、山本晴彦(創成科学研究科・教授)、岩谷潔(創成科学研究科・学術研究員、(株)アグリライト研究所・取締役)の共著によるものです。
 本論文は、照明を設置した際のイネの光害(ひかりがい)リスクを加味したイネ発育過程のモデル化を試み、事前に照明の光害リスクを予測するとともに、一時消灯といった光害対策を効果的にかつ適切な時期に行い、また、可能な限り道路の安全を確保する照明・栽培管理支援を提案しており、これが高く評価されました。


8月28日~31日に農学部附属農場において「作物生産科学フィールド演習」を開講いたしました。この演習は中四国地区の国公立大学農学系学部の連携事業で、隔年で開講して追います。今回は鳥取、岡山、広島、県立広島、香川、愛媛の各大学から18名の学生が参加しました。附属農場で生産した小麦粉を用いた製パン実習、水田の管理実習、光合成の測定実験、土壌断面調査と簡易土壌診断、などの実習・実験と関連する内容の座学を組み合わせて、西日本の農業について総合的に学びました。

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トカラ列島でのシロアリ分布調査をしていた竹松葉子教授が、6月24日放送のTBSテレビ「世界ふしぎ発見!日本の行きづらい楽園!東京・青ヶ島トカラ列島・宝島」に出ました。

トカラ列島は、屋久島から奄美大島のあいだにあるたくさんの島々からなります。そこには熱帯の生物と温帯の生物の分布境界があります。

熱帯産と温帯産のシロアリの分布境界はどこでしょうか?調査結果が楽しみです。


日本農業市場学会研究叢書

加工・業務用青果物における生産と流通の展開と展望 社会科学

種市豊(編著 | 編著), 相原延英(編著 | 編著), 野見山敏雄(編著 | 編著)

ISBN 978-4-8119-0511-2   C3061 A5判 140頁

価格 2,000円+税hontoで購入

発行 筑波書房  会員の本

奥付の初版発行年月 2017-06

書店発売日 2017年6月9日

登録日 2017年5月16日

http://www.hanmoto.com/bd/search/hd/pub/hakkou/%E7%AD%91%E6%B3%A2%E6%9B%B8%E6%88%BF

 


トカラ列島の屋久島から奄美大島の間には10以上の島があり、この間には熱帯区と全北区の生物相を分ける有名な「渡瀬線」があります。その境界部分のシロアリ相を調べてきました。10以上ある島のうち7島が有人島ですが、これらの島には病院がありません。そこで年1回、健康診断船が2泊3日で7島をまわります。今回はその船に同乗させてもらい、シロアリを採集してきました。島民の少ない島だと滞在時間は1時間ちょっとしかありません。船を降りたらダッシュです。

以上、竹松先生からのレポートでした。

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山口大学はお宝の山。農学部も多くの昆虫標本を所有しています。

山口大学埋蔵文化財資料館で開催中の第5回山口大学学術資産継承事業成果展『宝山の一角』展で、現在保護区となっている秋吉台の昆虫標本やシロアリの標本を展示しています。6月30日(金)まで開催。6月3日の14時からはミュージアムトークも行ないます。みなさんのお越しをお待ちしています。

 

山口大学埋蔵文化財資料館

http://yuam.oai.yamaguchi-u.ac.jp/Shiryoukan.home/what'snew.html

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本日、農場実習の後で、大学広報の写真撮影を行いました。

 

大学広報関係者の立場からいうと、大学の撮影予定に合わせて「農学部らしい」写真を撮影するのは結構難しいことです。撮影予定日が、作物や果物の収穫などと合えばよいのですが、なかなか難しいので。ということで、農学部の写真といっても、結構室内のものが多くあったりします。

 

今年はガラス温室には葉菜が、水田にはパン用コムギ「せときらら」が育っていましたのでそこで、学生たちが元気な作物と一緒に撮影に協力してくれました。

 

終始楽しく撮影できました。どんな仕上がりになるかは、大学案内などでチェックしてくださいね。

 

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荒木准教授から、JICA専門家プロジェクトの運営指導調査の報告がありました。

 

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「数年前からタンザニアのJICA専門家プロジェクト「コメ振興支援計画プロジェクト」(タンライス2)に関わっています。今年も正月明けから3週間ほど運営指導調査に行ってきました。タンライス2では、前プロジェクトを引き継ぎ灌漑稲や陸稲の農家研修をしていますが、本プロジェクトでは天水稲の農家研修も始めることになりました。私は、研修内容を決めるために実施した実証試験の計画立案および成果分析に携わりました。その成果を受けて、大泉暢明専門家が研修内容を固め、昨年から研修がスタートしました。今回の調査の目的は、その研修を拝見し改善点を協議することでした。

 

 天水稲はタンザニア国内に広がっていますが、それぞれの地域にそれぞれの栽培様式があります。研修は研修者の土地に合わせて実施しなければならないので一筋縄ではできません。大泉専門家の苦労がうかがわれました。

 

 今回の研修地はモザンビークに近い村でした。ここはほかの天水稲地とは異なり、乾季でも小川が流れており、これをうまく利用することで生産性が高められそうでした。そこで、ここでは灌漑稲作のようにあぜを作って水を貯え、代かきする様式を研修しました。農家のみなさんも、きれいなデモ圃場が作れて大変満足そうでした。

 

 最後にJICAタンザニア事務所に報告に行きました。JICAは、日本政府の「アフリカ稲作振興のための共同体(CARD)」に対する支援方針を受けて、アフリカ中で支援事業を展開しています。タンザニアもその中核国として、ますます力が注がれそうです。

 

 今年、私の指導生がJICA協力隊に合格し、来年からナミビアの稲作振興に携わります。今、ベナンの稲作地で協力隊に参加している卒業生もいます。彼らには、本学で学んだことをアフリカの大地で生かしてほしいと思います。」

 

【参考資料】

タンライス2

https://www.jica.go.jp/tanzania/office/activities/project/39.html

 

アフリカ稲作振興のための共同体(CARD)のJICAの取り組み

https://www.jica.go.jp/activities/issues/agricul/approach.html

 

 

 


大気環境学研究室では、JAXA、NICT、名古屋大学、金沢大学、石川県立大学と共同で、金沢において冬季の降雪観測を実施しています。その様子が12月25日付の北陸中日新聞で紹介されました。

http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20161225/CK2016122502000037.html

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大気環境学研究室で開発した地上設置型降水粒子撮像・重量計測装置(奥の手作りっぽい装置!)の見学会@石川県立大学の様子です。熊谷英彦・石川県立大学長も参加してくださいました。上空から降ってくる雨や雪の映像を記録、同時に電子天秤で重量を計測し、固体降水の密度特性を計測します。重く湿った雪はビニルハウスの倒壊といった災害をもたらすことがあります。

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石川県立大学には名古屋大学所有のKa帯レーダも設置されました。