生物機能科学科

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横山 和平

教授
生物機能科学科
山口大学農学部

e-mail:wahei の後に @yamaguchi-u.ac.jp
Tel: 083-933-5837
Fax: 083-933-5837

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担当授業科目

  • 土壌微生物学
  • 環境微生物学 (分担)
  • 土壌生化学実験
  • 生物機能科学総論II(分担)
  • 化学概論(分担)
  • 生物機能科学基礎実験(分担)
  • 生物学実験(共通教育、分担)
  • 植物生態科学特論(大学院、分担)
  • 農学系特論(大学院、分担)

 

※授業内容はシラバスを検索してください


現在進行中の研究テーマ

  • 好気的脱窒菌を利用した亜酸化窒素の削減
  • 土壌伝染性植物病害の生物学的防除
  • エンドフィティックバクテリアの利用

主要な研究業績

  1. Kazuhira Yokoyama, Kensuke Jinnai, Yuka Sakiyama, Mitsuru Touma (2012) Contribution of fungi to acetylene-tolerant and high ammonia availability-dependent nitrification potential in tea field soils with relatively neutral pH. Applied Soil Ecology, 62, 37- 41.
  2. Minh Thi Nguyen, Kazue Akiyoshi, Masamichi Nakatsukasa, Yuichi Saeki and Kazuhira Yokoyama (2010) Development of multiple-occupancy nodules in correlation of the density-dependent infection by soybean nodulating rhizobia. 土と微生物, 64, 101-106.
  3. Nan Ma, Kazuhira Yokoyama, Takuya Marumoto (2007) Effect of peat on mycorrhizal colonization and effectiveness of the arbuscular mycorrhizal fungus Gigaspora margarita. Soil Science and Plant Nutrition, 53, 744-752.
  4. Kobayashi, Y., Hayashida, E., Yokoyama, K. and Fujii, K. : A method for isolation of soil microbial DNA that is suitable for analysis of microbial cellulase genes. _Separation Science and Technology _ 51: 1053-1062, (Full Paper) 2016.4
  5. Yokoyama, K*., Yumura, M., Honda, T. and Ajitomi, E. : Characterization of denitrification and net N2O-reduction properties of novel aerobically N2O-reducing bacteria. Soil Science and Plant Nutrition, 62, 230-239.

コンタクトインフォメーション

居室:418

オフィスアワー:月曜日 13:00~14:00


研究内容の紹介

土1グラムの中には、数十から数百億の細菌細胞と最大数十メートルにも達するカビの菌糸が存在しています。目に見えないほど小さい微生物の体の中で様々な代謝が行われており、地球規模での物質循環を駆動したり、植物病害を抑制したりしています。人間は、これらの代謝を利用して食糧生産を行っています。

  • (窒素循環)
    窒素は、植物が最も多量に必要とする肥料成分です。ところが化学肥料や有機肥料にかかわりなく、土壌に多量の窒素を施用すると温室効果とオゾン層破壊効果を持つ亜酸化窒素が発生します。これは、肥料の窒素分が硝化・脱窒という微生物の代謝の影響を受けて窒素ガス(N2)に変換される際に、酸素があると脱窒が途中で止まってしまうためです。このため、酸素があってもN2まで変換できる脱窒バクテリアが持つ能力を利用して、酸素を豊富に含む畑のような土壌でも亜酸化窒素が放出されない技術の開発を目指しています。これ以外にも、窒素循環を円滑に進める能力を持つ窒素固定菌、硝化菌、脱窒菌などの土壌微生物の研究をしています。

  • (生態学的防除)
    植物病原菌には、土壌を主な住み場所とするものが多数知られています。これらの病原菌が植物の根にアタックすることを妨げる微生物のことを拮抗菌と呼びます。拮抗菌を農耕地で上手に利用できれば、薬剤を使用せずに植物の病害を防止できる可能性があります。拮抗菌の中には、普段は土の中で少数派として暮らし、ある特定の条件で数や能力を増強するものがいます。現在は、このような拮抗菌を栽培体系の中でうまくコントロールする方法を検討しています。

  • (エンドフィティックバクテリア:エンド⇒内、フィティック⇒植物)
    野外で生育する植物の内部に、多様な微生物が住んでいることが知られています。その中には病原菌もいますが、一部は、植物の生育を促進し、環境が悪化した時にその負の影響を緩和することが知られています。植物と植物体内の微生物の間の情報交換の仕組みを明らかにして利用することを目指しています。
    研究紹介PDFはこちら

研究紹介Youtube動画はこちら(00分00秒から始まります)