重点連携国・連携大学との共同セミナーを開催しました

農学部の教員が多数参加して重点連携国・連携大学(タイ王国カセサート大学・チュラロンコン大学)との第1回共同セミナーを開催しました。

 

7月4日(金)、Kasetsart Golden Jubilee Administration and information Centerで、カセサート大、チュラロンコン大および山口大の関係者が集まり、「The 1st Seminar of Priority Universities for Cooperation in Thailand: The 20th anniversary of collaborative research between Kasetsart University and Yamaguchi University」が開催されました。このセミナーは、本学とタイ王国を代表する国立大の関係者がお互いの交流の歴史を再確認することにより、今後の研究交流の方向性を明確にするとともに、若手主導で生物学を基盤とする多面的な交流を推進することを目的として、カセサート大学大学院の主催で行われたものです。

 

山口大学は、海外の学術交流協定校のうち、6大学を重点連携大学と選定して、研究連携の強化を図り、研究力と大学全体のレベルの向上を目指しています。それらの中の2大学(カセサート大とチュラロンコン大)はタイ国から選定されており、その他の同国内の大学との交流も進んでいることから、タイ国は重点連携国として認定されております。今回のシンポジウムは、本学と複数のタイ国大学が今後研究交流を深めていく上でのキックオフ事業と位置づけられています。

 

当日は、セミナーの冒頭部で、カセサート大学学術担当副学長Siree Chaiseri准教授および前学長Thira Sutrabutra前学長からの開会の挨拶とともに本学の堀憲次学長特命補佐から重点連携大学ならびに重点連携国の選定に関する趣旨説明がありました。その後、カセサート大学大学院研究科長のTheeragool Gunjana准教授から、1993年より開始された交流の歴史と成果に関する説明があり、科研費「生物資源の探索と利用に関する共同研究」を皮切りにはじめられた小規模な教員間交流が、現在のJSPS研究拠点形成事業「バイオ新領域を拓く熱帯性環境微生物の国際研究拠点形成」のような大規模研究者交流事業へと繋がっていった歴史の変遷が紹介されました。さらに、松下一信特命教授(農学部)より山口大学の詳細な紹介がなされ、創基200周年を迎える本学がタイ国との交流の更に深化させ、アジアの研究拠点としての存在感を増している今日の大学像が示されました。

 

また、参加した3大学の関係者による以下の研究紹介があり、具体的な研究交流の方向性にまで議論が及びました。

1.  Role of Tropical Plant Genetic Resources for Agricultural Development

         Emeritus Prof. Dr. Yingyong Paisooksantivatana, Kasetsart University

2.  Role of Pseudomonas putida T57 on Bioremediation and Bioconversion of Industrial chemicals

         Associate Prof. Dr. Alisa Vangnai, Chulalongkorn University

3.  A New Development of Plant Factory Research by Means of Original LED Irradiation Techniques

         Prof. Dr. Masayoshi Shigyo, Yamaguchi University

 

 

最後に、農学部長である山田守教授より閉会の挨拶が述べられ、山口大学では、このシンポジムをきっかけに、カセサート大、チュラロンコン大等をはじめとするタイ国の大学との連携をさらに強化しながら共同研究を発展させ、耐熱性微生物研究に代表されるような応用生物学研究の更なる進展につなげていきたいとの決意表明がなされました。

 

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