「月刊農学部長」第2号(2018年7月)

月刊農学部長 第2号(2018年7月)

 

7月30日 草刈り

オープンキャンパスを週末に控え、大学構内を綺麗にして高校生を迎えるために、研究室の学生たち(25日に研究室に配属されたばかりの3年生も参加)とともに夏草の生い茂った桑園の草刈りを行いました。前日は台風12号が東から西へと異例のコースで山口県を横切って行きましたが、風雨ともに大したことはなく、台風一過の炎天下、予定通り作業を終えました。その後でみんなで食べたみずみずしいスイカの味は格別でした。

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7月13日 学生実験

私が担当する農学部の応用昆虫学実験では、昆虫の生理生化学およびバイオテクノロジーの実験を行っています。今年は、初めての試みとして、つくばの農研機構からクラゲ由来の緑色蛍光タンパク質(GFP)遺伝子が組み込まれた遺伝子組換えカイコを取り寄せました。7月6日の実験日にGFPを糸と一緒に吐き出して繭を作るカイコを学生に見せるつもりでしたが、手違いで繭を作る時期が5日ほど遅れてしまいました。「しょうがない、後日学生に集まってもらおう。」と思って実験当日を迎えたところ、大雨警報が発令され休講となり、13日の補講日にGFPで緑に光る繭を無事見せることができました。写真には、その後羽化した成虫も写っていますが、この遺伝子組換えカイコにはGFP遺伝子以外にサンゴ由来の赤色蛍光タンパク質(DsRed)遺伝子も組み込まれているので、DsRed遺伝子を発現する複眼が赤く光ります。この日本で開発された遺伝子組換えカイコ作製技術は、カイコの役割を、衰退する生糸生産から医薬・獣医薬などの付加価値の高い有用タンパク質生産、すなわち「昆虫工場」へと大きく転換するバイオテクノロジーとして注目されています。このカイコの繭は8月4日のオープンキャンパスで農学部のインフォメーションに展示して、農学に興味のある多くの高校生にも見てもらおうと思っています。

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