学部長からの新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。

年頭に際し、皆様のご健勝とご多幸をお祈りしつつ、一言ご挨拶申し上げます。

 

2019年は、日本にとって、5月に新元号に切り替わる大きな節目の年ですが、山口大学農学部、大学院および附属農場にとっても、未来に向かって新たな前進を遂げる年になりそうです。

 

学部に関しては、新しい時代に対応した人材養成力および地域貢献力の強化を図ります。全学的なデータサイエンス教育の改革に合わせて、専門教育のカリキュラムの見直しを行うことにより、学生たちがICTやAIなど次世代農業やバイオインフォマティクスに関する最新の知識や技術を習得する機会を増やしていきます。また、山口県農林総合技術センターとの連携においても、スマート農業に関する新たな研究協力体制を構築しようと考えております。

 

大学院に関しては、イノベーション創出に貢献しうる理工系人材を養成するために理学、工学、農学の大学院を統合して誕生した創成科学研究科が、設置から3年目の区切りを迎え、3月末にライフサイエンス系専攻(博士後期課程)から最初の修了生を社会に送り出しますので、引き続きさらなる充実と発展に向けた取組みを進展させます。農学系専攻(博士前期課程)では、分野横断的教育プログラム(CPOT)として「低炭素社会実現に向けたロバスト型微生物発酵技術開発」に加え、新たな「植物工場をベースとした次世代農業技術開発」のスタートに向けて準備を進めていきます。また、グローバル高度専門職人材育成を目指し、これまでの留学生交流支援制度を利用した国際交流の継続に加え、タイのカセサート大学とのジョイント・ディグリー・プログラム(国際連携農学生命科学専攻)の開設実現に向けた取組みを大きく前進させようと考えています。

 

附属農場に関しては、共同獣医学部との連携を深めながら、施設の更新による機能強化を図ります。学長裁量経費等による牛舎の部分改修については3月末までに完了し、春からは実習などに利用できる見込みです。さらに、概算要求していた農場のため池改修が当初予算の予定事業に採択され、長い間防災上の懸案でもあった老朽化ため池の問題をようやく解決できそうです。

 

この一年、山口大学農学部、大学院および附属農場を、ますます魅力的で活力のある教育・研究の場として発展させ、人材の育成を通じて地域および国際社会に貢献するために、教職員一体となって取り組んでまいりますので、皆様のご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

 

2019年1月1日

 

山口大学農学部長 小林 淳