新年のご挨拶

新年のご挨拶

 

明けましておめでとうございます。

令和最初の元日を迎え、皆様のご健勝とご多幸をお祈りしつつ、一言ご挨拶申し上げます。

 

2020年は、東京オリンピックの開催で、日本には世界中のアスリートが集まり、活気あふれる年になりそうですが、山口大学農学部、大学院および附属農場でも、4月に学部長のバトンタッチがあり、新執行部のもとでこれまで準備してきた取り組みが花開く年になりそうです。

 

学部に関しては、新たに設置した学外委員をメンバーとする教育評議会が開催されます。教育カリキュラムに社会の要請を反映させ、目まぐるしく変化するグローカルな課題解決に対応できる人材養成力を強化する上で、重要な役割を果たしてくれると期待しています。また、農学部の教育研究の重要なミッションの一つである中高温微生物研究の推進に関しては、全学的な研究センターとして文科省の共同利用・共同研究拠点の申請にむけて体制準備が進展しておりますが、中心的な役割が期待されている農学部として、採択に貢献するための具体的な対応策を十分に検討し、実施して行きたいと考えております。それ以外にも、全学的な情報・データサイエンス教育の推進や、山口県農林総合技術センターとの連携などこれまで継続してきた学内外の取り組みを、さらに維持・発展させて参ります。

 

大学院に関しては、農学系専攻(博士前期課程)の分野横断的教育プログラム(CPOT)として「低炭素社会実現に向けたロバスト型微生物発酵技術開発」に加え、「植物工場をベースとした次世代農業技術開発」が4月からスタートします。また、タイのカセサート大学とのジョイント・ディグリー・プログラム(国際連携農学生命科学専攻)が4月に開設され、いよいよグローバル高度専門職人材の育成がスタートします。2年後には山口大学とカセサート大学の両方の学位(修士)を取得した最初の修了生を輩出することになります。このように、理・工・農の統合による創成科学研究科設置から4年が経過し、当初計画していたイノベーション創出人材およびグローバル人材を育成するためのプログラムが出揃いました。今後はその果実を大きく実らすために尽力したいと考えています。

 

附属農場に関しては、昨年同様、共同獣医学部との連携を深めながら、機能強化を図っていきます。また、それと並行して、農場の将来計画についても議論を深めていきたいと思います。なお、ため池改修を本年も継続実施することになったため、水田実習などいろいろな面で関係各位にご不便をおかけすることになりますが、ご理解・ご協力よろしくお願いいたします。

 

この一年、山口大学農学部、大学院および附属農場を、ますます魅力的で活力のある教育・研究の場として発展させ、人材の育成を通じて地域および国際社会に貢献するために、教職員一体となって取り組んでまいりますので、皆様のご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

 

2020年1月1日

山口大学農学部長 小林 淳