「月刊農学部長」第18号(2020年2月)

月刊農学部長 第18号(2020年2月)

 

学部長の任期が残り1ヶ月になり、予定では残務整理と引継ぎを済ませてぼちぼち肩の荷を下ろせるはずでしたが、想定外のCOVID-19の流行で、最後まで気を抜けそうにありません。中国での感染者の増加はピークを過ぎたようですが、それ以外の世界各国での感染者の合計が中国を上回って増加するという新たな局面を迎え、農学部においても感染防止と危機管理に気を引き締めて対応していきたいと思います。

 

月24日 山登り

3連休を利用して家族で東鳳翩山(ひがしほうべんざん)に登ることにしました。快晴で2月としては気温も高く、絶好のハイキング日和になりました。毎日パソコンにむかっての書類作成続きで、完全に鈍っている身体にとっては、かなりのハードワークでしたが、お昼ごろに無事頂上に辿りつきました(写真1)。あいにくスギ花粉のシーズンだったので、深呼吸は出来ませんでしたが、南は山口市内、北は萩に続く山々を見下ろす絶景を堪能しました。前日の山焼きで黒っぽくなった秋吉台も春霞の中におぼろげに確認できました。今年は風向きのせいか、山口市内の自宅にも、山焼きの灰がずいぶん飛んできました。暖かいコーヒーと軽食で一服してから、下山しました。途中から萩往還を通り、鳥のさえずりや満開の梅などを楽しみながら、麓の駐車場に着く頃には、もう足がくたくたになっていました。翌日の前期入試は、快い(?)筋肉痛を感じながらの出動となりましたが、本格的な春の到来を間近に感じた一日でした。

 

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月20日 昆虫食試食会

今年も、井内先生(農学部准教授)の研究室が中心となって、第7回目の昆虫食の試食会が第二学生食堂「きらら」で開催されました。新型コロナウイルスCOVID-19の国内での流行拡大により、2〜3月に全国各地で開催予定だった各種イベントや学会の中止が相次いで決定あるいは検討される中、外部への案内を自粛しての開催となりましたが、それでも農学部の教員、学生、大学院生を主体に50名程度集まって、昆虫食の新作メニューを楽しみました(写真2,3)。バッタの糞茶も用意されましたが、ほうじ茶のような味で飲みやすく、井内先生によるとダイエット効果もあるそうです。バッタといえば、アフリカ東部では、昨年末からサバクトビバッタの大発生により農作物が食い荒らされ、2月2日にはソマリア政府の非常事態宣言が出されました。繁殖に適した環境変化(高温と多雨)が大発生の原因のようですが、現在、アフリカ東部のみならず、紅海沿岸、イラン、パキスタンとインドの国境地帯などでも大発生が起こっているそうです(http://www.fao.org/ag/locusts/common/ecg/75/en/DLrisk495e.jpg)。今年はウイルスだけでなく、バッタにも要注意です。

 

2020-2-22.jpg 写真2

 

2020-2-3.jpg 写真3

 

 

月13日 カセサート大学とのTV会議システム試運転

山口大学とカセサート大学との大学院国際連携農学生命科学専攻(ジョイントディグリープログラム)の4月スタートを目前に控え、TV会議システムが山口大学農学部大会議室とカセサート大学内の山口大学バンコク国際連携オフィス(写真4)にそれぞれ設置され、この日試運転が行われました。最後の設置準備委員会に出席するためにカセサート大学に滞在中の委員長の山田教授ほか本学農学部の教員および事務職員らが大画面のモニターに現れ、リアルタイムでリモコンによるカメラやPC画面の双方向の操作を確認することができました。ほとんどノイズもなく、クリアな映像と音声でやりとりできるし、タイ側のモニターにも山口大学側の私たちの姿がバッチリ映っています(写真5)。今後、両大学間での会議のみならず学生の指導などにも大いに役立つにちがいありません。全世界に流行が拡大中の新型コロナウイルスなどへの感染リスクも、TV会議システムの積極的活用により軽減できそうです。モニターの向こう側で元気に微笑んでいる本学の方々に「気をつけてお帰り下さい」と告げて試運転は無事終了しました。


2020-2-44.jpg 写真4

 

2020-2-55.jpg 写真5