山本晴彦教授が令和2年度文部科学大臣表彰 科学技術賞を受賞

山本晴彦教授が令和2年度文部科学大臣表彰・科学技術賞理解増進部門を受賞しました。同賞は、青少年をはじめ広く国民の科学技術に関する関心及び理解の増進等に寄与し、又は地域において科学技術に関する知識の普及啓発等に寄与する活動を行った個人又はグループに贈られ、今年度は9件(28名)が受賞しました。

 

業績名:

「科学技術に基づく災害に強い地域ネットワーク構築の理解増進」

業績概要:

 近年、わが国では台風や梅雨・秋雨前線に伴う集中豪雨や強風により、風水害が発生する頻度が高まり、人的・物的被害が増加する傾向にあります。一方、地方では過疎化や高齢化が進む中、地域防災力の低下が懸念されており、地域防災力を高めるため、大学で生まれた防災研究の成果を地域に還元・実行し、災害に強い地域ネットワークの構築が求められています。また、水害リスクの高い低平地の優良水田が、大規模小売店舗、工場、宅地等へ「農地転用」が行われることにより、極端気象下で発生する集中豪雨により大規模な洪水災害が頻発しています。

 本活動では、科研費等での防災研究の推進(研究代表者:特別研究促進費 平成26年8月広島豪雨、平成30年7月西日本豪雨、基盤研究(B) 4件 他)、行政組織や職員の防災科学への理解推進(山口県 防災会議防災対策専門部会長・国土強靭化地域計画専門部会長、防災士の養成・自主防災組織の活動支援(日本防災士会山口県支部長、防災士研修センター防災士養成講座講師、防府市防災士養成講座開催、各種防災講演会講師 他)、次世代を担う児童・生徒への防災授業等の開催(平成20~21年度 文部科学省「防災教育支援推進プログラム」実施責任者、平成25~27年度 文部科学省「地域防災対策支援研究プロジェクト」実施代表者、科学技術振興機構(JST)ひらめき ときめき サイエンス(平成26年度推進賞受賞)実施責任者 等)を実施しました(平成26年度日本自然災害学会賞、2014年度日本農業気象学会賞を授与)。
 本活動により、山口県の防災行政の組織強化と職員の理解増進、警察官の防災への理解増進と市民の命を守る避難誘導力の向上、防災士の増加とスキルアップ、自主防災組織の防災力向上、要配慮者等への避難支援の確立、率先避難者の増加、災害文化の伝承等、科学技術に基づく災害に強い地域ネットワーク構築の理解増進に寄与しています。

 

<文部科学省HP>https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/mext_00187.html

<研究室ホームページ>http://yamaharu.agr.yamaguchi-u.ac.jp/

 

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